平凡な主婦 浮気に完全勝利するネタバレ結末 (3)

2020年8月5日(水)放送、TBS系「ワールド極限ミステリー」
20時00分~21時57分


Amazonで売り上げ1位となった「平凡な主婦 浮気に完全勝利する」を再現ドラマ化。




「やられたらやり返す」
浮気の証拠をつかむため妻がとった倍返しエピソードを書籍化し、大ヒットとなった「平凡な主婦 浮気に完全勝利する」。下手に恨みを買う仕返しをしたところで、損するだけで泣き寝入りする女性側。むなしくなるだけで、結局は更に悔しい思いをするだけだった。




著者ゆむいさんはどうやって浮気夫に土下座させたのか?



今回は、「平凡な主婦 浮気に完全勝利する」のネタバレ、結末についてまとめてみた。 





■目次

「平凡な主婦 浮気に完全勝利する」とは
浮気は犯罪?
浮気に倍返しは離婚を覚悟?
平凡な主婦 浮気に完全勝利するネタバレ結末

「平凡な主婦 浮気に完全勝利する」とは


平凡な主婦 浮気に完全勝利するネタバレ結末 (1)


「ニッポン全国の妻よ、知っておいて損は無い!」
夫の浮気を「知ってしまった」時、浮気夫の改心なんて、なんの担保にもならない。泣き寝入りせず、不倫の代償をしっかり払ってもらうためにはどうすればいい? 著者ゆむいさんが実際に体験したもしもの時に使えるノウハウが満載の実録マンガ。



参照wiki






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浮気は犯罪?




浮気は犯罪か?
と問われれば、一般的に構成要件は刑法分野の言葉なので「犯罪ではない」。


ただし、肉体関係になっていれば、民法の法律に違反しているで、民事上の責任を負う。



つまり、法律に違反した相手にたいして、お金(慰謝料)請求できる。浮気された側は、その相手に対して慰謝料を請求でき、さらに浮気相手が既婚の場合、その妻にも同様の権利がある。




簡単に言うと、浮気も殺人も不法行為ではあるが、浮気は民法の分野なので単なる不法行為で、殺人は刑法の分野なので不法行為の中で特に犯罪となる。なので「浮気と知らなかったが、浮気だった」或いは、誰かに浮気とバレた時点で違法となる。



民事訴訟法第770条(1)不貞行為に規定される犯罪なので、警察は民事不介入の原則に基づき、逮捕には至ることはない。しかし、相手が浮気をわかっている場合、浮気の事実を知ってからの時効は3年。相手がわからない場合は、時効は20年。ただし、途中で相手を知りえた場合は、知ったときから3年。






結論、浮気は「婚姻の事由を抹消する」ほどの重大な犯罪といえる。





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浮気に倍返しは離婚を覚悟?





浮気の証拠となる不貞行為と認定するには、性的な交渉があったことが立証出来ないとならない。



メール、SNS(LINE・Facebookなど)で肉体関係があったと推測できる内容(ホテルなどに出入りなど)の写真・動画。配偶者や浮気・不倫相手が浮気・不倫の事実(自白)を認めた肉声、肉体関係があったと推測できるクレジットカードの明細や通話記録。探偵・調査会社による尾行でホテルに出入りする写真や目撃情報を記載した報告書など。




このように、第三者がみて「これなら肉体関係があった」と納得のいくものが必要。


それらの証拠を集め順序としては

・弁護士と無料相談
・弁護士に依頼
・興信所を雇うか雇わないかの決定(決定的な証拠が不十分な場合)


となる。法律では「1回の失敗は人間ある」とみなされるので、浮気を継続して繰り返していることが、離婚事由となる重要事項となる。



これらの労力と費用をかける覚悟が必要。

離婚したい意志があるのなら別だが、実際うまく慰謝料を取れるかが問題。裁判沙汰になって金額が決まっても、多くは支払いが滞る危険もある。



裁判離婚なら上限が300万円で、相場では30~80万円くらいしかもらえない。

結婚していた間の財産分与、その期間の年金のこと。今後の生活費、学費など子供の分しか貰えないし、離婚調停費用や弁護士費用かけても元が取れるのかも重要。それぐらい離婚は大変なことといえるだろう。





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平凡な主婦 浮気に完全勝利するネタバレ結末



平凡な主婦 浮気に完全勝利するネタバレ結末 (2)

結論からいうと、ゆむいさんは離婚もせず、3000万の慰謝料を勝ち取った。



書籍の中で登場する平凡な主婦・ミキさんは、ある日、夫のヒロキがお風呂に入っている際にたまたまテーブルに置いてあった夫の携帯を見てしまい、夫の浮気LINEを見つけてしまう。


携帯を勝手に見たことを謝罪した上で、夫に説明して欲しいと伝えたところ、夫は頑なに浮気を認めなかった。


そこから夫との闘い、離婚する決意をする。
まず浮気の証拠が必要と、探偵事務所に相談したところ、総額150万はかかるといわれてしまう。

平凡な主婦 浮気に完全勝利するネタバレ結末 (5)




大半の調査会社では、人員数と日数や時間に比例する形での料金プラン。これにより料金の違いも大きくなり、多くの調査会社が詳細を聞いてから、見積もりを出すのだが、総額で一日あたり最低4万円。それに日数を掛けた数字が総額の料金になってくる。



大手の広告代理店に勤め、ヒロキとは職場結婚だったミキは、ヒロキが浮ついたところも派手な遊びもしている様子がなく、浮気している様子もなかったために、どうしても調査日数がかかってしまうことを伝えられる。



金額になやんだミキだったが、いつもと変わらない様子で帰ってくるヒロキに、ミキはだんだんと腹がたってしまい、精神的におかしくなってしまったそうで、浮気の決定的な証拠を掴むため実家を頼り、150万円借金することを決める。



浮気発覚から3日後。


気分転換に友人たちと食事した帰り、ヒロキから連絡があり、迎えに来てくれるという。そのヒロキの優しさと浮気しているという思いが錯綜し、ヒロキと会ったミキは泣き出してしまう。


「ヒロキと離婚したくない」
ここからミキは、浮気相手の花岡という女性に、夫と会うのを辞めさせるため行動を起こす。


翌日、探偵事務所を訪れたミキは「夫を信じてみたい」と、調査を辞めることを報告するが、探偵事務所からは「旦那さんは浮気相手とあった後にミキさんと合流しています」と言われてしまう。



家に帰り、ヒロキを問い詰めるも、それでも浮気を認めないヒロキ。
ミキは、離婚する気はないこと、浮気相手の花岡には慰謝料を請求しないこと、会わでほしいだけと伝えると、ようやく浮気を認め「もう相手とは連絡を取らない」 と約束させる。



ようやく浮気を認めさせたミキは、ヒロキに花岡と「もう会わない」と誓約書を書くようにお願いする。ヒロキは観念したのか、すんなり誓約書にサイン。そして、浮気相手の花岡にその場で「もう会えない」とlineする。


それを確認したミキは、ヒロキの携帯を見た際に確認した花岡のlineIDに「ヒロキの妻ですが一度お会いできませんか?」と送信する。




後日、待ち合わせた場所にやってきた浮気相手・花岡は、ヒロキの3つ下の28才女性。
派手さは一切なく、浮気しそうな感じもしない。ミキは花岡に浮気だと知っているのか確認。浮気された妻は、相手に慰謝料が請求できることを伝え、もう今後ヒロキとは会わないこと、連絡をしないこと、それを破ったら慰謝料200万支払うという誓約書にサインをさせた。




「これで、すべて終わった」



やっと精神的不安から解放されると思った翌週、ヒロキが寝ている間に携帯をLINEを見ると、花岡からlineが届いていることを見てしまう。内容は、別れたくないことや 違約金の200万を取られても構わない」 といったもので、ヒロキからも「もう一度会いたい」返信がされていた。




それを見たミキは、だんだんとヒロキに怒りがこみあげてくる。



裏切られた気持ちでいっぱいになり、ミキの怒りが爆発。横で寝ていたヒロキを叩き起こし、そんなに離婚をしたいのか?問いただす。 必死に謝るヒロキ、泣いて疲れはてたミキは、その日は別々に就寝。




翌日、ミキは再び花岡を呼び出し、ヒロキと会ったら本当に慰謝料を請求することを伝える。それでも花岡は、しれっとした顔をしたので、さすがのミキもあきれ果ててしまう。




「もう離婚しよう」
そう決めたミキは、自宅にいたヒロキに離婚の意思を伝えると、「離婚したくない」と謝るヒロキ。社内結婚したのに、浮気で離婚となると、会社での立場がなくなるのだろう。





そこで、ミキは探偵事務所からアドバイスをもらっていた案を実行。「次に浮気したら3000万を払う」という公正証書を書くように伝える。



公正証書があれば、金銭の給付(慰謝料、養育費の支払いなど)など、「執行認諾条項」ができる。たとえば、後日債務不履行になった時、裁判手続を経ることなく「強制執行」(差押えなど)をすることができる。



この公正証書の目的は、「夫に未払いの損害賠償の取立てによる裁判所からの強制執行(差押)で金銭的なダメージを与えることで、不倫相手との交際を困難にする」ことができる。




裁判所からの強制執行も、相手債務者(元旦那)の居住をする地方裁判所に訪問をして、「勤務先給与・銀行口座・自宅動産(自動車やブランド品・貴金属など)の差押を行う」もできる。




この証書を書くことによって、「離婚はしない」というミキに、ヒロキは了承。




浮気をすれば、3000万もらえる確約ができた。
慰謝料で公正証書を提出することは珍しく、役場職員も驚いたそうだが、ミキは「離婚しても自分には3000万が入る」と思うと、過去のことは水に流して、前を向いて生きていることができたという。





結末として、ゆむいさんは離婚もせず、3000万の慰謝料を勝ち取ることできた。




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