前田愛の現在と子供 (6)
2020年12月18日(金)放送、フジテレビ系「中村屋ファミリー」2020
20時00分~21時55分


コロナで危機の歌舞伎界、中村屋一門も“無職"になってしまった現在を特集。




中村屋のドキュメンタリーは、勘太郎(現・勘九郎)さん・七之助さんの
初舞台から始まっていた。当時は先代の勘三郎もご存命で、年1回の放送を見ることで2人の成長を親戚のような気持ちで見守った視聴者も多かった。



長期に渡る放送になったことで、様々な場面を見ることができ、勘三郎勘三郎襲名・勘太郎の結婚や子どもの誕生・歌舞伎座閉場・勘九郎襲名・勘三郎の闘病や逝去・歌舞伎座新開場・勘太郎、長三郎の初舞台などそれを懐かしく思う人も多い。

この番組がきっかけで歌舞伎に興味を持ったり、劇場に行ってみようと
思う方も多かった。




今回は、コロナで波瀾の1年が特集されるので、歌舞伎の名門梨園に嫁いだ前田愛の現在と子供たちについてまとめてみた。


■目次

中村ファミリー2020とは
歌舞伎とは
中村屋とは
前田愛と子供たち
前田愛の現在

中村ファミリー2020とは




前田愛の現在と子供 (3)




世界中を新型コロナウイルスが襲った2020年、歌舞伎の舞台もやはり3月から軒並み中止という大ピンチに陥った。




そんな中、中村勘九郎は「心の栄養になれるよう、もっと発信していかなければ」と、中村屋初の歌舞伎生配信『中村勘九郎 中村七之助 歌舞伎生配信特別公演』(浅草公会堂にて無観客)を開催する。選んだ演目は中村屋にとって特別なものである『猿若揃江戸賑・厄払浅草祭』。



病明けなど舞台に復帰するときにかけるもので、亡き中村勘三郎さんも演じたことのある演目だ。おなじみの“大向う"の掛け声にあわせて、チャットには生の舞台では考えられない数の「待ってました!」の大向うが、日本中、世界中からコメント投稿され画面にあふれた。



そして、8月には歌舞伎座の舞台公演が再開、9月には2回目の生配信となる野外公演『連獅子』(浅草寺・五重塔 特設舞台にて無観客)が行われるが、公演直前に雨が降り出し…。


幕を上げ続けるために徹底した感染予防対策を行い、公演では感染予防のため密着カメラが舞台裏に入ることも許されない状況だったものの、中村屋一門の協力を得て、定点カメラやZoom、さらには自撮り映像などを駆使し、年末12月の歌舞伎座公演までを収録した。ステイホーム中のプライベート映像も含まれる。


父から子、そして孫へと技を受け継いでいくため猛稽古に励む毎日、世代を超えて伝統が継承されていく姿をお見逃しなく。




公式サイト



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歌舞伎とは





前田愛の現在と子供 (4)



歌舞伎役者はご指摘の通り、「屋号」を持つとともに、実は「芸名」を持っている。
「成田屋」の屋号を持つ市川海老蔵も「澤瀉屋」の屋号を持つ市川亀治郎も、「中村屋」の屋号を持つ中村勘三郎も「播磨屋」の屋号を持つ中村吉衛門もすべて芸名(本名で活躍する役者はいない)。




次に、「芸名」が同じであっても「屋号」が同じとは限らない。

市川海老蔵と市川亀治郎の場合、同じ「市川」でありながら、「屋号」も異なり、例え同じ「屋号」であっても、必ずしも血縁関係にあるとも限らない。




例えば、「梨園の革命児」と言われた市川猿之助(市川亀治郎の叔父)は血縁に限らず、多くの弟子を育てたため、彼の「澤瀉屋」はわずかな血縁と大勢の弟子によって構成されている。


さらに、「高麗屋」の松本幸四郎と「播磨屋」の中村吉衛門は、「屋号」も「芸名」も異なるのに実の兄弟。養子縁組や大名跡の継承によって、異なる「屋号」や「芸名」であっても血縁関係にある場合がある。



つまり、梨園の境界線は非常にあいまいで分かりにくい。


歌舞伎では「演目」に応じて、その「型(演出、演技の細目)」が決まっているので、例えば、一門にその演目の役を演じた先輩役者がいない場合は、「屋号」や血縁に関係なく、経験のある役者に教えを請い、その指導に倣って役を勤める。




この「演目」はすべて「歌舞伎界の財産」
だから、「互いに協力し合う」という考えをもっている。「屋号」に限定しない、そうした柔軟性が歌舞伎界にはありながらももちろん、代々親から型を倣う演目などでは、自然とその家独自の演出や演技の特徴があったりする。




屋号による特徴は「成田屋型」「音羽屋型」と言われたり、役者の名前で「團十郎型」「菊五郎型」、あるいは「猿之助演出」と呼ばれ、かならずしも、従来の「型」を絶対視せず、個性を認める流動性も見られる。



東西でも大きく違い、江戸では比較的「型」を重要視、関西の上方歌舞伎では、毎回新しい工夫を加える気風もある。同じ古典芸能である能などと違って、常に新しいものを受け入れる風土が歌舞伎界にある一面と言えるかもしれない。








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中村屋とは





歌舞伎界でも「中村屋」と名のつく歌舞伎役者は多く、それぞれ一族で異なる「屋号」を名乗っておられるので、一般には理解しづらいので簡単に構成してみる。



前田愛の現在と子供 (5)


まず、「中村勘三郎」の長男が「中村勘九郎(襲名するまでは勘太郎)」、二男が「中村七之助」。中村勘三郎が亡くなったことで、嫁の前田愛との長男「七緒八(なおや)」が、2016年に舞台上で紹介された。


この家系の屋号が「中村屋」。

父親である中村勘三郎の嫁の家系は「成駒屋(なりこま・や)」。父「中村芝翫(しかん)」は人間国宝であり、日本俳優協会の会長も務めていた歌舞伎界の重鎮だったが、2011年に亡くなっている。




この長男が「中村福助」、二男が「中村橋之助」。
橋之助の嫁は結婚前、アイドルだった三田寛子。この成駒屋は数代前に上方に派生し、関西を中心に活躍している。こちらの長男は「中村翫雀(かんじゃく)」、次男が「中村扇雀(せんじゃく)」。翫雀の長男は「中村壱太郎(かずたろう)」。




中村獅童の屋号の「萬屋(よろずや)」も中村一族。
この萬屋は「中村歌六」を筆頭に、梨園の中でも徐々に大きな勢力になっている。特に、平成生まれの御曹司の宝庫で、もとを辿れば、中村勘三郎の家もこの「萬屋」になる。




この他にも「中村芝翫」に連なる一族や、人間国宝「中村雀右衛門」に連なる一族、同じく人間国宝「中村富十郎」に連なる一族に加えて、人間国宝になった「中村吉右衛門」に連なる一族と派生していく。




中村勘九郎と結婚した女優・前田愛が若女将として活躍する様子や長男の七緒八(なおや)くんの初舞台。中村勘九郎から歌舞伎の厳しい指導をうける七緒八くん前田愛は離れて見守る姿は、子役上がりの女優・前田愛の姿ではなく、すっかり若女将になっていた。




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前田愛と子供たちや母親の死因





前田愛の現在と子供 (2)



前田愛
生年月日1983年10月4日

子役時代にフジテレビの人気番組だった「あっぱれさんま大先生」に出演。
「さんま大先生」でさんまに「ジュニア」と呼ばれて、クラスの中でもドラマや映画に幅広い活躍を見せた。





ちなみにさんまの「ジュニア」の由来は、wikiの前田愛のページで見たところ、両親が芸能人だという記載はなかった。なので、「ジュニアアイドル」という名称がその当時流行っていたことから、前田愛もその「ジュニアアイドル」の一人だったので、おそらくそこから略してさんまが「ジュニア」と言ったのではないか?と推測される。





本格的に女優として活躍していたが、中村勘九郎と出会い結婚し梨園の妻に、持ち前の気の強さを息子の七緒八くんも受け継ぎ、初舞台の歌舞伎を4歳で難なくこなす姿を見せてくれた。

前田愛の現在と子供 (1)


母親は前田愛が幼いころに病気で亡くなっているため、前田愛は母親から愛情を受けずに育っているという。





歌舞伎の「梨園の妻」は、心身共に大変な仕事。
夫は外に出る仕事であり、お弟子さんも抱えて、役者や役柄によっては、衣装や小道具を自前で用意することもある。御贔屓の方とのお付き合いもあるので、お金はいくらあっても足らないくらい出費は多い。そのため、昔は妻の実家からの経済的な支援も必要だったそうだ。




もちろん梨園の妻として、あらためて勉強することも多いだろうが、立ち居振る舞いなどは一朝一夕という訳にはいかない。




その点、芸能界の仕事をしていた前田愛は、挨拶や上下関係などが分かっているはず。役者の妻は裏方と言っても、劇場でのご挨拶など表に出ることもあるので、出しゃばらない華やかさや社交性も必要なのだろう。



結婚・出産がニュースになれば、夫の舞台も取り上げられるし、子育てが一段落すれば、子供も歌舞伎俳優への道を歩むサポートをしないといけない。そうやって前田愛が表に出ることも、夫へのサポートになっている。



一般人でも結婚生活を長く保つことは一大事。
特に役者一人だけでは成り立っていない歌舞伎の名家と言われる家では、周囲の理解・承諾も得ないと結婚自体ができない。本人同士の気持ちだけでは入ることが難しい梨園で頑張っている前田愛は、家を継ぎ子へ伝える責任の重圧と日々戦っている。






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前田愛の現在


前田愛の現在と子供 (3)



コロナ渦の現在、歌舞伎に関しては、8月に歌舞伎座で公演を再開してから、御園座・博多座・国立劇場などで公演が行われている。いずれも現時点では前後左右の席を空けて販売するなど、通常よりも半分以下の座席で上演している。



歌舞伎座は通常昼・夜の二部制を四部制にして、各部1時間程度の演目で、
出演者・スタッフは重複しないように完全入替制。現在は当日販売の「幕見席」や館内の売店・自販機に至るまで販売を休止している。



舞台は、TVドラマや映画に比べて、上演時間が決まってるので、例えば昼の公演に出るなら、14時くらいとか決まった時間に仕事が終わり、その後の夕方は空いているから、他の仕事が入れやすくなる。

特に今は、歌舞伎は厳しいコロナ対策をしているので、以前であれば、主役級の方は昼の部も夜の部も一日中出ていたが、今は4部制で、それぞれ1時間程度の短い演目にしていて、各部の出演者が重複しないようにしている。



もし、第1部の出演者が発熱した場合、この人が2部や3部にも出ていたら、共演者も検査を受けたり2部も3部もみないったん公演中止にする必要があるけど、1部にしか出てないなら、1部だけの中止で済む。


前田愛や子供たちも毎日時間が空いていて、もっとやりたいと思われているだろう。
歌舞伎の対策は厳しいなと思う部分もあるが、今の感染状況を見ると、劇場側の慎重な対策も仕方ないのかもしれない。















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