横山ゆかりちゃん事件 真犯人 (4)
2021年04月11日放送、TBS系列「テレビ史を揺るがせた100の重大ニュース 平成・令和の未解決事件」春の大追跡SP 18:30~22:48





1996年、群馬県でおきた「横山ゆかりちゃん誘拐事件」の真犯人と追跡。
群馬県太田市のパチンコ店で当時4歳だった横山ゆかりちゃんが行方不明になった事件。店内に設置された防犯カメラは、ゆかりちゃんに声をかける“不審な男”の姿を捉えていたのに、その犯人は現在もなお捕まっていない。



あれから25年が経った今も苦悩する両親。警察がのべ35万人の捜査員を投入し追う“不審な男”は一体何者なのか。


今回は、清水潔『殺人犯はそこにいる』 この本に書かれている真相と真犯人についてまとめてみた。






■目次

横山ゆかりちゃん事件とは
横山ゆかりちゃん事件の犯人
ヒカルの師匠・井川とは

横山ゆかりちゃん事件とは





事件は発生したのは群馬県太田市東部に位置する高林東町。
1996年7月7日午前、横山ゆかりちゃんは両親とともに太田市高林東町にあるパチンコ店「パチトピア」に来店。午後2時10分に、横山ゆかりちゃんがいなくなっているのに気づいた両親が警察に通報し事件が発覚した。




横山ゆかりちゃんは失踪直前、一人で遊んでいるところを不審な男らしき人物に話しかけられている姿を防犯カメラがとらえていた。太田警察署は誘拐事件と断定し、横山ゆかりちゃん捜査本部を立ち上げ100人態勢で捜査にあたった。

横山ゆかりちゃん事件 真犯人 (1)


横山ゆかりちゃんがいなくなる直前にパチンコをうつ母親の光子さんのところに来て「○○○のおじちゃんがいるよ」(○○○は聞き取れなかったそうだ)と話しかけてきたという。それに対し光子さんは「ついてっちゃだめよ」と注意を呼びかけ、再びパチンコに熱中する。


しばらくすると、座っているはずの椅子に横山ゆかりちゃんがいないことに気づき、パチンコ店の周囲を探しまわったが、いなくなっていたので警察に通報。光子さんが横山ゆかりちゃんから目を離した時間はたった4分だった。




参照wiki




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横山ゆかりちゃん事件の犯人





事件当時、パチンコ店には多くの客がいたが、ある一人の不審な男が横山ゆかりちゃんに話しかけている。

横山ゆかりちゃん事件 真犯人 (3)




この防犯カメラに映っていた「男」が犯人なのか、横山ゆかりちゃんに話しかけていることから、事件に関与している可能性が非常に高い。



この映像から推定の身長158cm、ニッカーポッカ風の作業員のような恰好。
野球帽、サングラスで顔を隠し、夏だというのに黒のジャンパーを着ていた。黒のジャンパーは特徴があり「八の字のライン」があり、入店後一度もパチンコ台に座っていないことから、最初から横山ゆかりちゃんに話しかけることが目当てでパチンコ店に入店した可能性が高い。



野球帽をかぶったこの犯人は、横山ゆかりちゃんを見つけると店内をウロウロし、長いすに座ったところ隣に寄り添うように座り、パチンコ店の外を指さす行動をとっている。この後、男は店の外に連れ出そうとしていたのだろう。そして、防犯カメラに男が映らなくなったと同時に、横山ゆかりちゃんもいなくなっている。


横山ゆかりちゃん事件 真犯人 (2)


当時の警察は100人体制で捜査、情報提供者に200万の謝礼金を提示し、この映像を全国指名手配。しかし、2021年たった現在まで有力な手掛かりは寄せられていない。
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横山ゆかりちゃん事件の真犯人を特定か






横山ゆかりちゃん事件 真犯人


清水潔『殺人犯はそこにいる』 に横山ゆかりちゃん事件の真犯人について書かれているが、それを説明する前に飯塚事件について知っておかないといけない。




飯塚事件とは、1992年2月20日に福岡県飯塚市で2人の女児が〇害された事件。
逮捕・起訴された久間 三千年に死刑判決が下り、2008年に執行。「刑が確定してから約2年という異例の早さ」から、一部メディアは冤罪疑惑を採り上げ、翌2009年に久間元死刑囚の妻が再審請求し、福岡地裁・福岡高裁ともに、再審請求を棄却している。


参照wiki



この事件は、冤罪の可能性が極めて高い。


その理由は、この事件の逮捕の決め手となったDNA型検査法に問題がある。 当時の検査法は、大きな欠陥があった。しかし、この検査結果が決め手となり、冤罪が確定した事件が足利事件。 再検査は、警察が一切認めなかった。




理由は簡単で、これがアウトとなると、当時の事件の大半が洗い直しになる為。 そして、何より大きな壁となっているのが、本題の飯塚事件。




すでに犯人とされた久間さんは、死刑執行されている。
冤罪が確定となれば、警察は無実の人間に死刑執行をしてしまったことになる。なので、警察は再鑑定すら認めていない。 清水潔『殺人犯はそこにいる』 よると、死刑執行を早めたのは、一刻も早く闇に葬りたいという考えと、久間さんという生き証人を抹殺するため。




本来なら色々な推論を行う前に、現在の検査法で再鑑定すればそれで事足りるはず。 それを頑なに拒むということは、警察が冤罪であることを認めていると考えることが出来る。 この事件が壁になり、真犯人を野放しにしているのが横山ゆかりちゃん事件を含めた北関東連続幼女誘拐殺人事件。



北関東連続幼女誘拐殺人事件とは、栃木県と群馬県の県境で起きた5件の幼女誘拐、殺人事件。2010年3月に再審により、菅家さんの無罪が確定し、真犯人は現在もなお見つかっていない。




清水潔は、丁寧な取材を基に根拠を積み重ね警察、検察、司法の矛盾を炙り出し、DNA鑑定の危うさに気づいたり、前述した1件の犯人とされ17年も刑務所に収監されていた菅家さんの釈放があったり、そして真犯人と思われる人物にまで辿り着く。




2007年に取材を開始し、真犯人と思われる男を特定し警察に情報提供するもまだ犯人は捕まっていないどころか、ろくに捜査もされていないという。  




なぜ真犯人が特定出来ているのに、捜査すらしないのか?




警察は、横山ゆかりちゃん事件を「連続」事件とは認めず、「足利事件」のみで菅谷さんを逮捕、無期懲役の確定判決してしまった。他の事件は未解決。著者の調査のなかで、証言や証拠のでっち上げ、不利な証言や証拠の無視や、意図的な曲解などが明らかになり、結局冤罪であることについては認めざるを得なくなり、再審無罪。



しかし、それでも警察は著者が真犯人にたどり着いた過程を無視し、真犯人を逮捕することはしない。  



その過程を追認することは、警察のこれまでの捜査を否定することであり、そうすることで過去の幾つもの事件が実は冤罪(その中にはすでに死刑が執行されたものも)であったことが明らかになってしまう。




「真実よりも警察のメンツを守ること」、ひいては「体制」を守ることが優先される。  



権力の本質をここにある。横山ゆかりちゃん事件の真犯人は、警察が当時のDNA型検査法の誤りを認めない限り、絶対に解決出来ない事件となってしまった。






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