神谷力の冤罪 (3)
6月22日放送、日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」
21:00 〜 21:54





沖縄で起きた新妻毒殺事件の犯人・神谷力に隠された真実を特集。
トリカブト保険金殺人事件の犯人である神谷力は、トリカブト毒とフグ毒の調合方法と効能を発見した天才でありながら、母親が目の前で服毒自〇するといった壮絶な生い立ち。父親は東北大の教授で高校では理系が得意だったものの、大学は2年連続で受験に失敗して就職。




無期懲役を受けても、無罪を訴えていた神谷力だから、 真実は本人にしか知りえないことある。




今回は、神谷力の冤罪の可能性や生い立ちについてまとめてみた。



■目次

トリカブト保険金殺人事件とは
神谷力の生い立ち
神谷力の冤罪の可能性

トリカブト保険金殺人事件とは



神谷力の冤罪



トリカブト保険金殺人事件とは、1986年5月20日に発生した保険金殺人事件。
凶器として、トリカブト毒(アコニチン)が用いられたことが大きく報じられたほか、司法解剖を行った医師が被害者の血液等を保存していたため、発覚した事件である。




被疑者である神谷力は、事件が発生するまでの過去5年間の間に、事件の被害者となった女性(事件当時33歳)を含め3人の妻を亡くしていた。



1人目の看護師とは、1965年に結婚。1971年には、同じ会社の経理課の女性上司と出会い、10年の間、密かに愛人関係を続けた。1人目の妻が、1981年に心筋梗塞のため38歳で〇亡する。この時の1人目の妻には保険金をかけていない。


その後、愛人関係であった女性と同棲を始め、神谷が受取人の1,000万円の保険をかけて結婚。


1985年、2人目の妻が急性心不全で〇亡すると、神谷は池袋のクラブでホステスとして働いていた女性と2月に結婚した。前妻から1ヶ月で交際を始め、4ヶ月後には結婚するというスピード結婚であった。




参照wiki





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神谷力の生い立ち




神谷力の冤罪 (2)



神谷力の生い立ちは、父親が東北大学の教授だったこともあり、かなり裕福で、知的水準の高い家庭に生まれ育ったという。しかし、神谷力が小学校5年生の時、母親が神谷力本人の目の前で服毒自〇。子供である神谷力の目前での服毒をしたということは、よほどの家庭事情があったのだろう。



普通の母親だったら、子供の目の前で絶対に自〇はしない。

〇んだ人を悪く言うつもりはないが、目の前での自〇なんてトラウマになるし、自責の念にかられる。神谷力もこの件が大きな影響を受けて用で、母親が〇んでからというもの近隣住民から避けられ、毎日憂鬱で友達もできず、何かの拍子で母親が自〇した事を思い出してしまい、怖くて友達もできかったそうだ。



それがトラウマとなってか、東北大学の受験に失敗。受験失敗したことで、就職するために上京し、東京の池袋にある書店に勤めた。それ以降、職を転々としながら、この事件を起こしている。





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神谷力の冤罪の可能性



神谷力の冤罪 (3)


神谷力は、状況証拠で無期懲役の判決となったが、公判中から自らの無実を訴え続けた。


書籍「被疑者―トリカブト殺人事件」には、事件に関して、改めて自らの無実を訴え続けた。 しかし、2012年11月、神谷力は大阪医療刑務所で病死した。





状況証拠では、神谷力が犯人だある可能性は十分だが、状況証拠だけで無期懲役にしても問題ないのか?



例えば、犯行を自白したとしても、それが唯一の証拠だった場合、有罪にしたとしたら、憲法違反になる。


第38条 【自己に不利益な供述、自白の証拠能力】
第1項 何人も、自己に不利益な供述を強要されない。
第2項 強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、 これを証拠とすることができない。
第3項 何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。


参照wiki


神谷力は冤罪を訴えていたし、本当に犯人だったのか?

間接証拠だけの神谷力には、冤罪の可能性は残されている。刑事裁判の大原則である「疑わしきは罰せず」に反することになる。



ドンファンの元妻が殺人と覚せい剤取締法違反で逮捕されたが、実際のところ直接的な証拠はなく、警察検察は状況証拠の積み上げ(今後の自供も期待)で裁判挑むようだが、この事件と神谷力も同じで、状況証拠だけで犯人とされている。


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神谷力には、物的証拠が殆ど無かった。これは紛れも無い事実。裁判で取り上げられたのは『状況証拠』であり物的証拠ではない。



しかしながら、この状況証拠に対して裁判の結果は『被告人を犯人とする蓋然性は高い』つまり『特定できないが疑わしい』という判断を下した。それとマスコミの犯人に仕立てた内容の報道、及び『映像』を考慮した結果の裁判結果。



保険金〇人とメディアで見なされていたから、状況証拠として認められたのであり、法律の知識も無い人間でも 『物的証拠に欠ける中で下された判決』という点では大きな疑問が残る。



いくら状況に信憑性があろうと、検察の役目は『物的証拠で犯罪行為を立証すること』であり、それが出来なければ無罪にするのが推定無罪と言う名の司法の根幹。



感情論を語る裁判員にそんな判断は出来ないだろう。
なので、神谷力は高裁以後で判決がひっくり返る可能性は存在した。が、その主張は『推定無罪の原則』に立つべきという観点からであり、神谷力が冤罪だったという証明することではない。



状況証拠も、その証拠を積み重ねることによって「被告人が犯人でないとすると極めて説明ができない事柄が入っている場合、有罪と認めることができる」という判例もある。



神谷力の事件は、利害関係が絡んだ動機もあったので、「有罪にしやすい」状況だったのは間違いないし、冤罪を主張した本人がこの世を去っていることを考えても真相は闇の中だろう。






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