カミムスビ (1)
7月8日、ネットのオンラインで神社に賽銭を入れられる「カミムスビ」というサイトが、神社側に許可なく運営していたことがわかり、賽銭詐欺ではないか?と話題になっている。




「カミムスビ」というサイトは、登録してある各地の有名神社へクレジットカードやギフトコードなどを使用し、賽銭が入れられるというシステムだったが、登録しているはずの神社側が「カミムスビから入金も無いし、許可もしていない」とSNSで発信したことで事件が発覚した。





いったい、「カミムスビ」とは賽銭詐欺なのか?




今回は、「カミムスビ」についてまとめてみた。





■目次

「カミムスビ」とは
「カミムスビ」は賽銭詐欺?
「カミムスビ」は賽銭詐欺だったとしても回収は無理?

「カミムスビ」とは




カミムスビ (2)




「カミムスビ」とは、オンラインで自分の好きな神社にお賽銭を入れられるサイト。


しかし、登録してあるはずの緒羽神主の公式SNSが以下のような内容をツイートした。




緒羽神主【公式】@rurusekakiha
友人神職から注意喚起があったので念のため。 オンラインで自分の好きな神社にお賽銭を入れられるサイトだそうですが、 断りもなく勝手に神社の名前と写真を使われて、 当然無許可なので利用者が入れたお賽銭が神社に支払われるような契約は交わされていないようです。



緒羽神主【公式】@rurusekakiha
詐欺と断言するのは早計かもしれませんが、 崇敬しているお宮に奉納したつもりで払ったお金が、 実際その神社には納められず運営者の資金になる可能性もあるので、 ご利用される方はご注意ください。



緒羽神主【公式】@rurusekakiha
プライバシーポリシーが極めて危険なので絶対に問い合わせしてはいけません。 個人情報が流出するらしいです。 通報なら然るべき機関へお願いします。


緒羽神主【公式】@rurusekakiha
私の県では既に庁長のお耳に入れる道筋が整いつつあるので、 県内の各お宮に注意を促す文章が送付されるかもしれません。




このツイートにほかの神社の神主も反応し、掲載されている一部の神社から「まったく関与していない」とツイートばかりあったことで、詐欺ではないか?とネット上で話題になっている。









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「カミムスビ」は賽銭詐欺?




カミムスビ


ネット神社やネットお墓参りについて、神社やお墓参りというのは、ご先祖様や自身の健康などを祈念したりするものという考えから、有名神社では行っていないが、 近頃は、ネット神社やネットお墓参りは存在する。



時間がない、忙しい、遠くにお墓があるという理由で「お墓参り出来ない」と利用者はいるようだ。時代の変化により、ネット参拝、墓参も益々増えるのだろうが、これらの簡略的参拝は、ネット普及以前の昔から存在した。




四国八十八ヶ所巡礼、各地観音霊場巡拝などで、自身の体の不都合や家族の都合により、巡礼祈願が出来ない場合は、お金が有る人(大名、大商人)は「代参人」を依頼して、自身の身代わりとして詣らせたが、庶民は霊場案内の絵図面、札所案内書を準備して、自家の神棚、仏壇で、自身が詣っている事を聯想し、祝詞、御経を読呪して、御詠歌を称え御祈願、ご供養致した。


これを「紙上参拝」として、実際霊地に赴く参拝の半分の功徳が有ると言われた。



なので、ネットで賽銭をする行為自体は問題ないのだが、「カミムスビ」は登録してある神社に許可を得ず、賽銭を集めているので、詐欺に当たる可能性がある。




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「カミムスビ」は賽銭詐欺だったとしても回収は無理?




現在、ネットで炎上したことで、「カミムスビ」は閉鎖している。

カミムスビ (1)


お金を、最初から返す気がなく借りれば詐欺罪になるが、返す気があって借りて返せなくなったときには、単なる債務不履行であり民亊となる。




例えば、「カミムスビ」は無断で賽銭を募集したが、「いずれ賽銭を入れに行く予定だった」とすれば、詐欺にならない。




最初からだますつもりだったのかは、債務者の主観(見ることの出来ない意思)だから、言い訳されれば、騙すつもりはなかったという意思を証明することは難しいということになるから、お金を借りたという外観をもって、暫定的に決めつけないと社会の取引関係が混乱してしまうという結果になる。



詐欺だと言うためには、初めから「返す気がなかった」「自分のものにしようとした」ということを証明できることが条件。



暫定的な推定を覆すだけの証拠があれば、民亊から刑事へと切り替わる。

例えば、返済できないことを承知で借りている。(会社が倒産するのに、資金を借りる、破産宣告を弁護士に委任しておき借りる)詐欺グループで同じような詐欺もどきを繰り返している。



つまり、誰が見ても詐欺にしか見えない場合は、そのような行為の表れは、最初から返す気がなかったのであろうと認定される場合もある。




実際には、債務者の意思というのは、本人しかわからないことで、証明することは不可能。行動から意思を推測するしかない場合も出てきる。民亊、詐欺(刑事)の線引きは、初めから返す気がなく借りたのかを証明できる証拠の有無に左右されている。




今回の件も「詐欺を働いた」という証拠(初めから賽銭する意思がない)がないと民事ということになってしまう。結局は債務者の内面的な意思は証拠として保全することは難しいから、詐欺を働いたことを推測できる債務者の言動を詐欺と認定するかの判断は、最終的には裁判官次第ということになる。




返すつもりがあったと言われたり、1部が支払われていると返す意思があったとなり打つ手がないというのが大半。



倒産寸前の会社の社長が(倒産することが確実で、どこからも借りることが出来ない)お金を借りた事件で詐欺罪になっている。会社は倒産し社長も自己破産することが確実である。借りた金をどこからも借りて返せない。この二つを立証し、返す意思がなかったと認定されている。返せるあてもないことを認識し借りることは、騙して借りたということ。



まとめると、賽銭を詐欺とすることは、かなり難しい。 クレームがあって、千円でも1万でも一部返済されていると、返す気があったと見られてしまうから、民亊で差し押さえて行くことを考える方が無難だろう。



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