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2021年11月、集英社に訴訟を起こされ、閉鎖した漫画バンクが「Combay(こむべい)」として復活したと5chで話題になっている。





大前提として、違法サイトの取り締まりは最低限必要。
だが、今回の漫画バンクのような違法サイトを取り締まったとして、代わりのサイトが乱立するので、その後が厄介なのは確か。



民事訴訟による損害額の回収は、当の損害を受けた漫画家自身が訴えなくてはいけないのがネックで、漫画家1人1人が訴訟を起こすというのは現実的では無い。 そこで、この訴訟できる権利を出版社にまで拡大した。



でもこれは、作者と同じレベルの権利を出版社に与えることになるので、作者の意図しない範囲にまで出版社が権利を振り回すリスクもあって、実は漫画家サイドがイヤがっている。



今回は、漫画バンク閉鎖で誕生した「Combay(こむべい)」は問題ないのか?5chの情報をまとめてみた。




■目次

漫画バンクとは
combay(漫画ベイ)は漫画バンクと同一の管理人?
漫画バンクの代わりcombay(漫画ベイ)は逮捕できない?

漫画バンクとは



combay(漫画ベイ) (2)


漫画ビューアサイト「漫画バンク」とは、2018年に社会現象を巻き起こし、国を巻き込む大事件に発展した「漫画村」の後継サイトとして誕生した。





漫画村の管理人・星野ロミは、集英社、KADOKAWA、講談社、小学館の出版4社らが損害賠償を求めて提訴、刑事事件として2019年に逮捕となった



「漫画村」管理人である星野ロミは、自身のTwitterアカウントを持っていたことで犯人特定に至ったが、後継サイト「漫画バンク」は海賊版マンガサイトのサーバーが海外に置かれていることに加え、コンテンツ配信の中継事業者によって巧妙に匿名化され、摘発が難しくなっていた。



加えて新型コロナウイルス感染症拡大の影響による巣ごもり効果が加わり、利用者が急増し、漫画村を凌ぐほどアクセスが集中。


アクセスが集中したことで度々サーバーダウンし、見れない状態が続いたが、2021年11月、集英社が著作権侵害の疑いがある人物を特定して起訴するため、Googleと大手ISPのHurricane Electricに対して証拠を開示するよう求める申請を、アメリカの裁判所に提出していたことが判明。



その影響からか、漫画バンクは突如サイトを閉鎖。
しかし、11月23日に新たなサイトcombay(漫画ベイ)が設立され、漫画バンク管理人が立ち上げた後継サイトとして利用者が急増している。






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combay(漫画ベイ)は漫画バンクと同一の管理人?

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現時点では、漫画バンクとcombay(漫画ベイ)が同一の管理人なのか確証がないが、漫画バンクと同じURLドメインを使用し、サイトの仕様も同じに漫画が閲覧できているので、同一の管理人の可能性が非常に高い。




ただ、漫画バンクの後継サイトとして5chやSNSで情報が出回ったため、アクセスが集まり過ぎたのか、現在ではサーバーダウン状態が続き、閲覧できない状態となっている。



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なぜ、後継サイトを立ち上げたのか?


訴訟されそうになったのなら、本来はサイトを閉鎖し、雲隠れする。
しかし、実際は集英社が漫画BANKを訴えるためにGoogleに対して情報開示請求をしたが、「漫画バンクは閉鎖された」ので、そのままcombay(漫画ベイ)の情報開示請求することができない。(同一の管理人という証拠がないため)



犯罪被害にしても民事で訴えるにしても日本の司法、裁判は大原則として具体的な損失を示す必要がある。


特に民事においては、金銭による賠償請求をしないと裁判が成立しないため、損害額を算出して提示する必要がある。



単に著作権侵害というだけでは、その被害は微々たるもの。
単に漫画をアップロードされているに過ぎないだが、それが大量にダウンロードされている実態を把握しなければ、どの程度の損が出ているかを調べなければ、訴え出る事ができない。



これは、なにも著作権違反に限った話ではない。
例えば、名誉毀損行為をあるSNSアカウントがしたとしても、それが多くの人の目にとまる形でなければ、実害がないので損害を訴えられない。SNSの鍵アカで行った誹謗中傷なら、それを見れる人と加害者だけだったとして、そんな所に罵詈雑言を書かれたとしても、民事でも刑事でも名誉毀損にはならない。



そこが訴え出る事の難しさ。

「訴え」がなければ裁判所の命令が出せないわけだから、法的な強制力のある札が無い限り、まともな企業から利用者の情報がみだりに開示される事もない。




要は、どれだけ実害があるかの証明が困難だということ。
漫画バンクのように何年も運営していたのなら、ある程度の証拠を集められるが、新しいサイトを立ち上げられてしまうと、また一から情報を集めないといけない。



これが人を〇した、何かを盗んだという話であれば、それを実行した人間が一番悪いわけだから分かりやすい。しかし、著作権法違反というのは「誰が根本的に悪いのか?」というのが非常に難しい。


サイトを運営している者が悪いのか、その公開を停止していないサーバーが悪いのか、実データをアップロードしているどこかの誰かが悪いのか。



しかしcombay(漫画ベイ)は漫画バンクと同じように違法アップロードされたモノにたいするリンクを集めているだけなので、実際に画像を公開している人物はまったくの別人だったりもする。



ちなみに、違法動画のなど犯罪行為に利用されてしまっているに過ぎないサイトやサーバーは日本では罪に問われないという法律にしてしまっているので、 「違法サイトの運営に利用されている事は把握していなかった」といえばお咎めなし。



サイト運営者に限って言えば、そのサイトが実際どれだけの損害を出したか?というのはなかなかに証明することは難しい。




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漫画バンクの代わりcombay(漫画ベイ)は逮捕できない?




combay(漫画ベイ)


有料で販売・配信されている漫画が、無許可・無料で公開されている時点で、明らかに違法サイト。なので、このcombay(漫画ベイ)というサイトの運営者は明確に犯罪者。




ただ残念ながら、このサイトを"閲覧するだけ"の立場の人たちは、今のところは違法ではなく、逮捕もされない。



「自分が捕まらないなら、犯罪者の利益になっても構わない」と思う人がいる限り、こういうサイトはなくならない。



正直、漫画バンクの代わりcombay(漫画ベイ)のほかにも無料で見れる漫画サイトは最低2つは存在するので、漫画バンクの代わりcombay(漫画ベイ)がなくなってもこういうサイトは次々出てくるはず。




漫画だけに限らず、インターネットが普及した今の世界では、お金を払わずに映像を視聴する手段が数多く存在している。なので、現代の社会での著作権はまるで役割をなしていない。




正義感を振りかざして著作権を守ろうとする人間、違法サイトを使わずに配信サイトにお金を払っている人間、購入して視聴する人間ほど損をする世界になっている。



もちろん、犯罪を助長させるつもりはない。
漫画家はもともと収入的に厳しい仕事。 最近はWEBとかで以前より簡単に商業漫画家になれるようになったけど、ハードルは下がったのは裾野が広がっただけで、「食べていけない副業漫画家」が増えた。



それだけで一生食べていけるような漫画家は少ないということは、将来漫画家になろうとする人が減ってしまう恐れがある。漫画家になろうとする人が減れば、好きなアニメや漫画が世に出る可能性を少なくしてしまうし、日本が世界に誇れる「漫画」文化の衰退につながる。



我々にできることは「違法サイトにアクセスしないこと」。
漫画は、読む方にとっては娯楽でも、描く方にとっては仕事。 従って、1円も金を落とさない人は、ファンを名乗る資格はない。







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