
10月28日放送、日本テレビ系「君の名は。」
新海誠監督最新作公開記念「君の名は。」本編ノーカット放送。
アニメ映画史上最高傑作となった「君の名は。」
しかし、古典の知識がないと本当に深いところまで理解することが出来ず、確実に子供向けの映画ではないことが良かったのか、大人が見るアニメ映画となり、全世界で空前の社会現象を巻き起こした。
この「君の名は。」は、純粋なSF作品として観ると色々粗が出てくる。
ただ、ラストにはそんな粗を吹き飛ばす圧倒的な破壊力、伏線の巧妙さであったり役者の演技力もそうだが、この映画の素晴らしいところは音楽。「君の名は。」の全ては最後のラスト3分の為にあると言っても過言ではない。
今回は「君の名は。」2016年 映画シーンのその後、小説の後日談など5ch情報をまとめてみた。
■目次
・君の名は。とは・君の名は。2016年映画シーン
・君の名は。2016年映画シーンその後や後日談
君の名は。とは
君の名は。とは、新海誠監督の6作目の劇場用アニメーション映画。
東京に暮らす少年・瀧(たき)と飛騨地方の山深い田舎町で暮らす少女・三葉(みつは)の身に起きた「入れ替わり」という謎の現象と、1200年ぶりに地球に接近するという「ティアマト彗星」をめぐる出来事を描く。
日本国内の興行収入が250.3億円を超え、当時の日本歴代興行収入ランキングでは『千と千尋の神隠し』『タイタニック』『アナと雪の女王』に次ぐ第4位となった。後にに歴代1位を記録した『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』(2020年公開)に抜かれ、歴代5位となる。世界での興行収入は3.61億ドル(日本円で414.4億円)を記録し、日本映画では世界歴代興行収入で『千と千尋の神隠し』に次ぐ2位となった。
参照wiki
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君の名は。2016年映画シーン

映画「君の名は」は、最後二人がすれ違ったとき、セリフが「君の名前は」で終わる。
なぜ、最後にそのセリフなのか?というと、設定では、「まるで夢から覚めるように入れ替わり、戻ると相手の名前を忘れる」となっているから。
なので、最後のラストシーンで再会した二人は「お互いの名前」を思い出したということ。
本来の映画のタイトルも「君の名は。」は疑問形じゃなく、お互いの名前を呼びあっていた。君の名前は「三葉」、君の名前は「瀧くん」、これを示唆したいので、最後に大きくタイトルを表示させる演出とした。
新海誠監督のインタビュー記事では、瀧と三葉の入れ替わりは、「3年のずれがあるものの同月同日に発生していた」という説明がされている。
映画の時系列的には、初めて入れ替わりが発生したのは2013年9月2日。
彗星が二つに割れ、隕石が落下したのが2013年10月4日。その前日の10月3日、三葉は「入れ替わりには3年のズレがある」と気付かぬまま、瀧と奥寺先輩のデートが気になり、東京へと出かけ、瀧と出会う。
しかし、瀧の口から出た言葉は、 「誰?お前」
三葉は「失恋した」と勘違い、その日中に糸守町に帰り、一葉おばぁちゃんに髪を短髪に切ってもらう。 この2013年10月3日は、瀧は中学2年生の14歳、三葉は高校2年生の17歳。
そして瀧と奥寺先輩のデートの日(日付は2021年10月4日)。
奥寺先輩からかかってきたTELを確認したスマホの画面は「10月4日15:40」。
この後、瀧は奥寺先輩とデートへ向かうのだが、街頭テレビに 「彗星災害から8年」というニュースが流れる。
最後の入れ替わりをし、隕石の落下から避難成功するも瀧22歳の大学4年生、三葉25歳の社会人となっていた。
この時、山頂でのカタワレ時の「別れ」から、9年もの月日が流れている。
ちなみに「君の名は。」の小説を元に製作された漫画では、第3巻で三葉は東京の大学に合格し、卒業後に東京の会社に就職、1人暮らしをしている描写がある。
そして最後のシーン、瀧と三葉は「お互いの体に起きた何か」を覚えていた。
それは、「口に出してはうまく説明できない」程の曖昧な物なので、二人はお互いにかつて大切な何かに触れあった事だけ覚えており、また同時にそれが失われた事もわかっていた。
なので、その大切な人と再会できたこと、「君の名は。」と「その大切な人の名前をいえること」でなぜか涙が溢れてしまった。
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君の名は。2016年映画シーンその後や後日談
新海誠監督の「君の名は。」には小説本があり、 その小説のあとがきで「君の名は。」映画シーンのその後や後日談について新海誠監督が語っている。
小説版では、瀧と三葉のそれぞれの1人称、つまり2人の視点のみで描かれている。
しかし映画版は、カメラが映し出す世界という3人称の世界。
瀧と三葉以外の人々を含めた俯瞰(ふかん)から見たシーンで描かれているが、小説版には「こんな事を思っていたのか」というような心理描写が書かれていたりする。
新海監督が書いた小説では無いが、「君の名は。~Another Side:Earthbound」(角川スニーカー文庫)という外伝のアナザー小説があり、こちら小説では、三葉としての瀧、勅使河原、四葉、そして三葉の父の俊樹という4人の視点で描かれた4つの短編の物語が書かれている。
その小説の中でも「その後どうなったのか?」後日談までは描かれておらず、新海監督の「天気の子」の小説で描かれている。

2024年、主人公が瀧の祖母「立花冨美」の家へ訪れるシーン。
この場面は、 「天気の子」小説版でも描かれており、その時に冨美の部屋にある写真の一つに「お孫さんの結婚写真」という記述がある。
つまり、これは瀧が結婚したということ。
なので、瀧が結婚したのは、2022年4月~2024年の間に出会った女性と交際、結婚したということになる。ということは、「君の名は。」の最後ですれ違った「三葉」の可能性が高い。
ちなみに、 「君の名は。」と「天気の子」が同じ世界観で新海監督は描いている。
その理由は、2つの物語の世界でしか起きていない、現実では起こっていない事件が共に起こっているから。
「天気の子」には、「ティアマト彗星」「彗星落下事故」「糸守町」「住民救出作戦」 など、君の名で起きた彗星事故の記事が登場する。 つまり「天気の子」の世界でも、ティアマト彗星が割れ、糸守町への隕石落下があったことになる。
新海監督はこの世界観について言及はしていないので、5chでは「パラレルの別の歴史」と解釈されているが、それは展開する並行する異世界で時間軸が共通でも経過と結果が違うということ。しかし、この作品は時間軸が交差しても「隕石落下だけは変えられていない」のだから、二人は結ばれたという解釈が正しいのかもしれない。
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